AviUtlのプラグイン「シネマスコープ」を公開しました
みなさんこんばんは、AviUtlのプラグインを書くのに夢中なちくぼんおにいさんです。 みなさんはシネマスコープをご存知でしょうか? 映画の画面にある上下の暗幕のことです。 きょうは簡単にシネマスコープを作成できるプラグイン「シネマスコープ」を作成したのでその紹介をしたいと思います。
シネマスコープ・プラグインとは?
このプラグインは簡単にシネマスコープを作成できるカスタムオブジェクト「シネマスコープ」を追加します。 このカスタムオブジェクトは画面の縦幅を指定することで、残りの領域に暗幕を作成してくれます。 また、このカスタムオブジェクトはアニメーションを作成しやすいよう「幅」とは別に「しぼり」パラメーターが用意されており、 このパラメーターを操作することで「幅」パラメーターを変更することなく、暗幕を画面外に追い出したり、逆に覆い隠すことができます。
それ以外にも、幅の計算が面倒な人のために、本プラグインはカスタムオブジェクト「シネマスコープ(自動)」を同梱しています。 このカスタムオブジェクトはシーンの横幅と「アスペクト比」パラメーターから自動的に表示幅を計算してくれます。 デフォルトでは2.35が設定されていますが、自分は1.33に設定しています。

AviUtlの標準機能でも同じものが作れますが、斜めクリッピングを使用した場合、幅に0を指定するとこのように画面が2つに割れてしまいます。 幅が0になるタイミングで画面を塗りつぶせば良いかもしれませんが、いささか面倒かもしれません。 シネマスコープ・プラグインではこの現象の対策をしているので幅0でも問題なく描画されると思います。
制作理由
このプラグインは「直線プラグイン」のついでに書かれました。 ただシネマスコープを作成するだけだとつまらないので「しぼり」の機能も搭載しました。 あと、よくよく調べてみたら、これってシネマスコープではなく、レターボックスと呼ぶそうです。 でも、まぁ、もう名前を付けてしまったので、このままの名前でやっていこうと思います。
ダウンロード
シネマスコープ・プラグインは上記のページで配布されています。 プラグインの更新や修正などは、こちらのTwitterアカウントでお知らせするので、よければフォローしていただけると嬉しいです。